出版書籍

「精神科医療における患者の自己決定権と治療同意判断能力 第2版」

(近刊予定)

北村總子・北村俊則

価格:未定



「周産期メンタルヘルスケアの制度設計私案」

(2022年4月1日刊行)

北村俊則

価格:2,000円(税込2,200円)

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日本において周産期メンタルへルスケアの研究と臨床が、精神医学、産婦人科学、各領域の看護学、臨床心理学、福祉学、法学などで重要課題として取り上げられるようになってまだ日は浅い。臨床現場での必要性が認識されるようになり、加えて多くの法改正や様々な行政施策が立案されるようになってきている。それに伴い、現場におけるケア制度の不均衡や矛盾について批判も強くなっている。
こうした中で求められているのは、現時点の人的・予算的・制度的資源の中で、ケアを必要としている人々に高水準のケアを、無理なく、さらに持続可能な形態で提供するための、国全体の制度設計である。
結論を先取りして述べれば、周産期メンタルヘルスケアの制度設計は「箱もの」を作れば済むものではない。むしろ「箱もの」は、予算上可能だったとしても、その使い勝手は悪く、むしろ弊害さえ産んでいる。
「箱もの」より重要なのは、周産期メンタルヘルスケアの供給側の教育・研修、ライフステージの合わせた柔軟なサービスメニューの提供、多職種の緊密で効果的連携と責任の明確化、利用者側の容易なアクセスである。そしてこれらを可能にするのは高額な予算でなく、知恵を絞って作成するサービス提供の制度設計である。
厳しい社会保障予算のなかで、周産期メンタルヘルスケアへの予算を倍増させることはできない。しかし限られた予算の範囲で、サービスの量と質を従来のそれより高めることは十分可能である。本論はこうした周産期メンタルヘルスケアの供給方法の、国全体における制度の全体像を、私案として提示し、今後の議論の「叩き台」とすることである。


母児次元評価面接 妊娠期初回用 Kindle版

(2023年3月28日発売)

北村俊則

価格:1,100円

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母児次元評価面接 妊娠期初回用
Dimensional Assessment of Mother and Baby Organization Antenatal First Interview (DAMBO: ANFI)
北村メンタルヘルス学術振興財団
T. and F. Kitamura Foundation for Studies and Skill Advancement in Mental Health
Version 1.0


母児次元評価 妊娠期スクリーニング票: DAMBO Q33 Kindle版

(2023年2月21日発売)

北村俊則

価格:1,100円

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母児次元評価妊娠期スクリーニング票 (Dimensional Assessment of Mother and Baby Organization Antenatal Screening Inventory: DAMBO Q33) は少ない数の設問で、妊娠期間中の女性のメンタルヘルス領域の主要な側面を確実に評価し、臨床上の支援を必要とする妊婦を同定することを目的とした質問票です。この内容は、構造化面接である母児次元評価面接妊娠期初回用 (Dimensional Assessment of Mother and Baby Organization: Antenatal First Interview) のそれと呼応しています。項目が少ないため、妊婦への負担が非常に少なく、また多忙な臨床場面においても導入することが可能です。